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1-3 奇妙なボイスチャットこう有名にもなれば、自分のメールにもいたずらメールが来るようで。
久米(また、来たよ。これで何日目だ?) 数日前から六時間おきにこの謎のメールが送られてくるのだ。怪しげなZIPファイルとともに。 最初はただの迷惑メールと思ったがアドレスを変えてはしつこく何度もメールをしてくるのだ。 しかも毎回怪しげなZIPファイルを添付して。 久米「はぁ~……ちょっと調べてみるか」 あまりのしつこさに、呟きながら、ファイルの中身を調べてみる事にしてみた。 添付ファイルをダウンロードして解凍をせず開いてみる。 そこには怪しげなファイルが数個詰まっていた。 久米(うわっ!絶対ウィルスだ) そう思いながらも念のため、ウィルスチェックソフトにスキャンをかけてみる。
久米(新手のウィルスか?) そう思いながら、ファイルを見てみる。すると、拡張子を見て少し疑問に感じた。 久米(これ、まさか未完成のプログラムファイルか?) いくつかのファイルの中に一つだけ、 開発途中で保存するときに使われる拡張子が書かれたファイルが入っている。 久米(だとすると、その他のファイルはそれに関連したファイルか?) 久米「う~ん?」 頭の後ろを軽く掻くと、恐る恐る、そのファイルを展開してみる。 久米(何も……起きないな……開いてみるか) そこで、今度はその拡張子に対応したエディターファイルを通してファイルを開いてみることにした。 三十分後…… 久米(これ……スマホやウェアラブルグラス向けのボイスチャットに使われるプログラムコードだな) 三十分かけて出した結論がこれだった。 久米(しかし、これだとデバイスとか、表示とかの設定がなされてないからこのままじゃ使えないな……) これでは、アプリを起動した時にただの黒い画面しか表示されないのだ。 そこで、メールの本文を思い出す。 久米(そうか!『この続きを作れ』って事か!) そう思うと自然とキーボードを叩き始めていた。 久米(ここの部分をこう加えて……ここのコード書き換えて……そこの部分の続きを書いて……) 数時間後…… 久米「できた……」 一通りは書き終えて後はテストプレイをするだけになった。 久米(うわぁ!もうこんな時間!寝なきゃ!) 気づいたら、もう午前四時を回っていた。 久米(テストプレイは明日でいいや) 明日も学校という事もあり寝ることにした。 スマートフォンに |
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